プレス発表によるメディア露出・集客効果の最大化に成功|東京ベイ東急ホテル様
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2018年に開業した東京ベイ東急ホテルは、全室から海が見える構造の都市型リゾートホテルです。東京ベイ東急ホテルが広報PRにおいてどんな課題を抱え、解決していったのか、お話を伺いました。
御社のビジネスについて、おしえてください
2018年5月1日に開業したホテルです。コンセプトはCollection Of sea「空と海を感じるホテル」です。海をテーマにした内装デザインが特徴で、フロントから上層階に上がるにつれ、海の底から波際、そして空へと広がるデザインが施されています。ご覧のように目の前に海が広がっていて、全室から海が見える構造になっています。
宿泊くださるお客様の8~9割は、近隣テーマパーク利用が目的です。ほかインバウンド観光客の方には、日本での拠点として長期滞在いただくケースも少なくありません。コロナ下では、政府の要請を受けて、帰国者の方々の待機宿泊にもご協力したのですが、待機期間を終えた後も「延泊したい」とのお声を多数いただきました。当ホテルは客室からの眺望もよく、お部屋も広いですからね。快適さを評価頂けたのだと思います。
ホテルの課題と、広報PRに注力されようと思ったきっかけをおしえてください
テーマパーク利用者様だけでなく、それ以外のお客様ももっと増やしたい。それが当ホテルの課題です。当ホテルの独自の魅力を打ち出していきたい。多くの方に当ホテルを知って頂きたいのです。
一方で、近年はSNSの投稿など、広報業務の範囲が広くなってきたこともあり、社内の人員だけでは人手が足りない状況でした。少人数では広報業務のすべてをカバーするのが難しい、そんな時代になってきていると感じます。
そこでKMCgroupを選んで頂いた理由をお聞かせください
KMCさんとの最初のお取引は2019年です。人からのご紹介でした。どうすれば私が伝えたいホテルの魅力を、そのままメディアに報じてもらえるか? メディア経験が豊富なKMCのスタッフさんにプランニングいただいたんですが、一度お話を聞いた時点で、確信しました。そういうやり方だったら絶対に結果が出るなと。
普通のPR会社とはちょっと違った、日頃お取引していたPR会社さんと違うカラーをKMCさんはお持ちだったのです。それで実際に、理想的な形でホテルの魅力を広く周知させることができました。そこからお取引が広がりましたね。
つまりKMCの魅力は企画力・アイデア力でしょうか?
いま、KMCさんに私が一番感謝しているのは、メディアとのコミュニケーション力ですね。こちらが発案したPR施策をもとに、幅広いメディアに粘り強くプロモートして下さるので、エンゲージメントといいますか、期待した以上の成果がきちんと上がってくるんです。
2020年秋頃から、ホテル滞在そのものを目的とした、新規のお客様にお越し頂けるような各種企画に取り組んでいます。JALとのコラボで実現した、退役したJALの備品を活用した「ウイングルーム」や、マーメイドが住む海の世界をイメージしたフォトジェニックな「マーメイドルーム」、好きなアイドルやアニメのメンバーカラーで統一した「推し色ルーム」など、客室の内装をコンセプト化する新たな企画は、すべて我々ホテル側が主導したPR施策です。
とはいえ、いくら画期的な施策を作り上げたところで、それを周知しない限りは集客に結びつきません。そこで重要となってくるのは、いかにそれを効果的にマスメディアに取り上げてもらえるかなんです。メディアの招致に強いKMCさんの力を最大限発揮していただいています。PRの手法として「プレス発表」もご提案いただいて、実施するようになりました。
プレス発表を行うなかで、もっとも手ごたえを感じた出来事は?
「ストロベリーブッフェ」と題し、デザートだけではなく、カレーや麻婆豆腐、寿司、天ぷらにもイチゴを使ったイチゴ尽くしの変わり種メニューを発表した際、テレビのキー局の夕方の情報番組で紹介されたことが大きな話題となり、大人気企画へと発展しました。
細かくお話すると、KMC松田さんのアイデアで、YouTuberの方をプレス発表会に招いたのが引き金になったのです。YouTuberの方が、全品を食レポする動画をYouTubeに投稿してくださった。その動画がバズッたことが引き金となり、複数のテレビ局から取材依頼をいただくことに成功しました。あれには私も度肝を抜かされました。
インフルエンサー誘致が、マスメディア誘致のトリガーにもなるというお話ですね
今の時代はテレビ取材の獲得も、SNSが起点になっていると実感した出来事でした。KMCのスタッフさんは、世の中のあらゆることにアンテナを張って情報収集を行い、幅広いネットワークもお持ちだからこそ、大きな結果を生めるのだと思いました。
今後の展望をお聞かせください
広報PRが当社のビジネスに大きく寄与したのは間違いありません。当ホテルでの滞在を楽しみに足を運んでくださるお客様の比率をより一層高めていく、これは今後も追求を続けていく課題です。「ここでしかない」「ここでしか体験できない」「ここでしか食べられない」モノやコトを、誰も思いつかないような発想を打ち出していきたい。そしていかに早く、的確にメディアに伝えていけるかによって、他社との差別化を図れると考えています。