【PRカレンダー】2025年11月に押さえたいPRトピックス

最終更新日: 2025年10月24日(金) PRのヒント 事例紹介

KMCの「PRカレンダー」11月編!
11月は秋の心地よさも過ぎ、冬の寒さと移り変わる時期でもあります。
11月は語呂が良いことから記念日や祝日が多く、また、年末商戦が早くもスタートし、消費が活発になる時期です。広報・PR担当者にとっては、年末年始に向けた戦略を「仕込む」ための重要なタイミングでもあります。
そこで、広報・PR担当者が押さえておきたい11月の注目トピックスをまとめました。

ボジョレーヌーボー解禁

ボジョレーヌーボー解禁は、毎年11月の第3木曜日に行われるワイン愛好者のためのイベント。新酒のリリースを祝うこのタイミングは、メディアやSNSで大きな話題になりやすく、飲食店や小売業にとっても集客や販促の絶好の機会です。ブランドや製品のストーリーを伝えることで、消費者との接点を増やすチャンスです。


ヴィノスやまざき ボジョレー・ヌーヴォー カウントダウンイベント開催

店舗でカウントダウンイベントを開催。フランスから蔵元(ドメーヌ・デュ・ペール・ギヨ当主ローラン・ギヨ氏とボディヤール当主ルノー・ボディヤール氏)を招聘し、解禁0時のカウントダウン、乾杯、テイスティング、フォトセッションを実施

https://www.v-yamazaki.co.jp/blogs/news

メディアバリューのポイント
生産者を招いた体験型イベントと、深夜0時に解禁するという話題性でがあわせて、テレビやライフスタイル誌で取り上げられやすいイベントです。また、参加者がSNSで自分から発信することで、さらに多くの人に広がることが期待できる施策です。

七五三

七五三は、日本の伝統行事で、子どもの成長を祝う重要なイベントです。特に、3歳、5歳、7歳の子どもたちが神社に参拝し、健康と成長を祈願します。この行事は、家族や地域との絆を深める機会として、メディアでも注目されやすいです。また、七五三に関連した商品やサービスのプロモーションは、季節感や文化的背景を活かしたマーケティング施策として効果的に活用できます。

株式会社ミツモア「七五三の費用に対する意識調査2025」

七五三出張サービスの見積もり依頼者145名を対象に、七五三の費用に対する意識調査を実施。物価上昇を節約理由に挙げる割合が約3倍に増加、節約志向の強い保護者の動きなど消費者の実態が分かる調査データをリリースしました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000026519.html

メディアバリューのポイント
物価高という社会課題と七五三を接続することで、今年ならではの七五三の傾向として経済ニュース、生活情報番組、消費者動向メディアで非常に高い報道価値が期待できます。また、具体的な数値やグラフも利用できることからメディアが使いやすく、単なる企業PRに留まらず社会現象を反映したデータとして取り上げられる可能性があります。新商品などのリリースが無い場合でも調査リリースで情報発信をして、世の中の動向を見せることもPRの手法のひとつです。

イルミネーション点灯

イルミネーションは、冬の風物詩として地域や施設を彩り、訪れる人々に特別な体験を提供。サステナブルな要素や地域との連携が強調されると、切り口が広がり、幅広いメディアに取り上げられやすくなります。


六本木ヒルズ クリスマス イルミネーション

毎年六本木ヒルズでイルミネーション「スノー&ブルー」を開催。約80万灯のLEDで彩られたけやき坂通りは白銀の世界をテーマにしており、来場者に幻想的な景観を提供しています。

https://www.wwdjapan.com/articles/1949648

メディアバリューのポイント
都心の大型商業施設による冬の風物詩として、テレビのニュース番組やライフスタイル誌での定番コンテンツになっています。期間中は混雑が予想され、メディアがキレイに撮影できないことも考えられるため、人の映りこみの無いオフィシャル素材を用意しておくことで、記事掲載が狙える可能性も!

目黒川みんなのイルミネーション

毎年目黒川沿道で開催しているイベント。使用済み食用油をバイオディーゼル燃料に再生し、約35万球の桜色LEDを点灯。100%自家発電のエネルギー地産地消型イルミネーションとして注目されています。

https://rurubu.jp/andmore/article/12705

メディアバリューのポイント
イルミネーションに「日本初100%自家発電」「使用済み食用油のアップサイクル」の要素がプラスオン。それにより、お出かけ系メディアのみならず環境・SDGsメディア、ビジネスメディア、自治体関係メディアでの露出も狙えるように。通常のイルミネーション特集とは異なり、サーキュラーエコノミーや地域活性化の成功事例で、社会課題解決型コンテンツで として取り上げられる可能性もあります。

年末商戦・ブラックフライデー セール

ブラックフライデーは、年末商戦の幕開けを告げる大規模な割引イベントのこと。消費者の購買意欲を引き出す絶好のチャンスで、メディアにも注目されやすいトピックスです。SNSでの拡散効果も大きく、ブランド認知や売上アップに直結する施策です。

ユニクロ「ユニクロ感謝祭」

ブラックフライデーの時期に合わせて、「感謝祭」というネーミングで全国の店舗およびオンラインストアで開催。日本らしさを加えたネーミングで、感謝の気持ちを込めた特別なセールとして展開しています。

https://www.youtube.com/watch?v=hjMVUp91c_w

メディアバリューのポイント
外国からきたセール文化ですが、年々日本でも定番化されているキャンペーンに。大規模セールとして、特集が組まれることも!

ポッキーの日

11月11日に楽しむイベントとして定着しており、ユニークなキャンペーンやコラボレーションがメディアに取り上げられやすいタイミングです。また、SNSでの盛り上がりも期待でき、記念日として活用することで、ブランドの個性を際立たせ、消費者との絆を深めるチャンスとなっています。

江崎グリコ ポッキーの日

「ポッキー&プリッツの日」に向けて「#ポッキーバトンチャレンジ」を開始。人気楽曲のリバイバルと、TikTokで100万フォロワーを超えるローカルカンピオーネを起用し、Z世代を中心にSNSでのバイラル拡散を実現しました。

https://x.com/PockyJPN/status/1980423792590495900

メディアバリューのポイント
人気楽曲のリバイバルと人気TikTokクリエイターの起用により、Z世代を中心にSNSでのバイラル拡散を実現。「バトンをつなぐ」というコンセプトで参加型コンテンツとして盛り上がりました。

時事性のあるトピックスに合わせて効果的な発信を!

季節や時事性のあるトピックスに合わせることで、より露出が期待できる効果的な情報発信に繋がります。今後も月ごとに注目の集まりそうなトピックスを発信していくのでお楽しみに!

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