【PRカレンダー】2024年6月に抑えたいPRトピックス

最終更新日: 2024年05月29日(水) PRのヒント

季節の話題や、いま注目を集めているニュースのトピックスをまとめたKMCの「PRカレンダー」第4弾6月編!GWの大型連休が終わり、夏休みまではまだ遠い6月は、雨の多い天気もあって、憂鬱なイメージを持たれがち。     しかし6月にも話題を生むPRトピックスはたくさんあります!「梅雨」や「父の日」、「ジューンブライド」をはじめ要チェックのトピックスが盛りだくさん!

今回は広報・PR担当者なら抑えておきたい、6月のトピックスをまとめました。

天気の話題だけじゃない!毎年恒例の6月の話題といえば

1年の中で国民の祝日がないのは6月だけ。加えて湿度が高く天気も崩れやすいので、大々的なイベントは少ない印象です。そんな中でも、6月ならではの社会性あるトピックスを自社の話題に絡めることで、メディアの関心を集めるプレスリリースを作ることができたり、効果的なPR施策を発信することができます。

【梅雨入り】

6月と聞いて、まず思い浮かべるのは「梅雨」。気象庁では「晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる期間」と定義しており、例年沖縄地方では5月下旬から、本州では6月中旬から7月中旬にかけて、天気の優れない日が続きます。2024年の梅雨は、降水量や期間はほぼ平年並みながらも、気温は全国的に高くなる予報です。

天気や除湿などのストレートな話題だけでなく、おうち時間の充実や、気分転換・リフレッシュという季節を逆手に取った切り口で、季節性を絡めた発信が可能です。

<事例紹介>

宿泊プラン「Thanks for the rain 雨だからHappy!」

https://www.princehotels.co.jp/press/230530_01

新横浜プリンスホテルが行った30階以上の高層階確約プラン。宿泊当日の降水確率が70%以上だった場合に翌日の朝食(3,000円相当)が無料になるというラッキーな特典が。晴れならいつも通り高層階からの絶景が楽しめます。

【ジューンブライド】

6月に結婚式を行うジューンブライド。その始まりには諸説あるそうですが、「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」というヨーロッパの言い伝えが由来です。実はジューンブライドが日本へ持ち込まれたのは1967年頃、ホテル業界のPR戦略によるものでした。

年中行事も少なく雨が多い日本の6月は、ホテルの宴会場の閑散期。そんな梅雨の時期の売り上げを向上させるため、当時のホテルオークラの副社長が日本に持ち込んだのが、海外で広まっていたジューンブライドの文化だったのです。

結婚式に関連した話題だけでなく、若者世代の結婚観の変化や少子化といった社会的なトピックスにも、同時に注目が集まることが予想されるため、結婚に絡めた調査などを入口にした商品やサービスの発信が効果的です。

【6月16日/父の日】

毎年6月の第3日曜日は「父の日」。先に誕生した5月の「母の日」と同じように、父親への日頃の感謝を伝える記念日として、1972年にアメリカで制定されました。

定番のギフトはネクタイやお酒が挙げられますが、父の日は「母の日=カーネーション」ほど特定のイメージが固定されていません。そのため自社商品・サービスやキャンペーンの発信において、汎用性の高い記念日の一つとも言えます。

<事例紹介>

イベント「父の日に甘えられなかった大人のための焼肉店」

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000960.000021580.html

森永乳業による、父の日に関する意識調査とあわせて実施されたイベント。「父親の約2人に1人が、父の日に家族から特別なことをされていない」という調査結果に言及し、父親が甘えられる特別な場所として、人気焼き肉店の「甘やかしランチコース」を当選者に無償提供しました。

【6月5日/環境の日・環境月間】

6月5日は「環境の日」、そして6月は「環境月間」に定められており、全国各地で環境保全への様々な取り組みが行われます。

テレビ番組では「SDGsウィーク」として各局が番組とSDGsを絡めたコーナーや特集を組むタイミングです。

独自性の高いSDGs活動は注目を集めやすくなるため積極的に発信したい期間です。

【プライド月間】

さらに、6月はプライド月間でもあります。世界中でLGBTQ+の権利の啓発活動や、差別なき公正な社会を目指すさまざまなイベントが開催されます。

近年SDGsや多様性への関心が一層高まる中、こうした社会の動きへの参加や企業独自の取り組みも効果的な発信に繋がります。

【6月23日~29日/男女共同参画週間】

「男女共同参画社会基本法」の公布・施行日である平成11年6月23日を踏まえ、毎年6月23日から29日までの1週間は「男女共同参画週間」と定められ、政府自治体を中心に、男女共同参画社会やパートナーシップへの理解を深めるためのイベントが開催されます。

性別による固定的な役割分担や無意識な偏見「アンコンシャス・バイアス」への対策は、広報として情報発信を行なう際にも重要なポイントになっています。

2024年6月に要注目のトピックス!今年ならではのキーワードをチェック!

毎年恒例のものだけでなく、今年ならではのトピックスをインプットし、自社に絡めた発信を行うことでメディア露出の可能性は高まります。2024年6月に話題になりそうなトピックスをまとめました。

【6月1日/定額減税開始】

2024年の6月1日から実施される定額減税。例えば納税者・配偶者・子の3人家族の場合、1人につき4万円、世帯で12万円の減税となり、単純計算で手取りが12万円増える制度です。

家計や生活に直結するトピックスは、世間はもちろん、テレビや新聞などメディアからの注目を集めることが予想されます。お金や消費に関する調査を入口に自社の製品やサービスと絡めた発信を行うことも良いでしょう。

【6月6日/東京ディズニーシー「ファンタジースプリングス」開業

東京ディズニーシーに『アナと雪の女王』、『塔の上のラプンツェル』、『ピーター・パン』の3タイトルが題材の新テーマポート「ファンタジースプリングス」が、2024年6月6日にグランドオープンします。

メディアを集めたいイベントがある日は、メディアの注目を奪われてしまうことも懸念されます。発信のタイミングを見計らい、オープン当日を避け前後の日程にするなどの対策も大事な戦略です。

時事性のあるトピックスに合わせて効果的な発信を!

季節や時事性のあるトピックスに合わせることで、より露出が期待できる効果的な情報発信に繋がります。

今後も月ごとに注目の集まりそうなトピックスを発信していくのでお楽しみに!

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