【どんなことでも“楽しく”書くプロ集団】メディアプロデューサーに聞いた「読者がワクワクするコンテンツ」の作り方

2022年12月06日(火) KMCgroupとは?

KMCgroupのグループ会社であり、”暇つぶしを有意義にする”というミッションのもと、WEBを中心としたコンテンツ制作を行なっている編集プロダクション・オンエア。

「旅」「家」「ニューノーマル」を軸とする3媒体を運営し、最近はYouTubeやTikTokといった動画コンテンツにも注力するなど、さまざまな形で情報を発信しています。

数多くのメディアが存在する群雄割拠の時代に、オンエアは一体どのようなコンテンツ制作を心がけているのか。代表の小泉に話を聞いてみると、そこには、全メンバーに共通する1つのこだわりがありました。

1.メディア運営から書籍制作まで!オンエアの3つの事業内容

– オンエアの事業内容について、簡単に教えてください。
小泉:弊社の事業は大きく分けて3つあります。

1つ目は、メインとなるメディア事業。旅と自由をテーマにしたライフスタイル系メディア『TABIZINE〜タビジン〜』と、暮らしと自由をテーマにした家中(イエナカ)情報メディア『イエモネ』、ニューノーマルと自由をテーマにした情報メディア『novice〜ノーヴィス〜』の3媒体を運営しています。

2つ目は、企業様のオウンドメディアのコンテンツ制作です。編集経験豊富なメンバーの能力を存分に活かし、読者ニーズと各媒体の色に合わせたハイクオリティな記事を納品しています。

『いちばん美しい季節に行きたい 世界の絶景365日(左)日本の絶景365日(右)』

そして3つ目は、書籍制作ですね。WEBに限らないコンテンツとして、TABIZINEで記事を書いているライターさんと一緒に、日本や世界の絶景を集めた写真集を出版しました。

また、イエモネには『材料ほぼ3つ!簡単うまい昼レシピ』という連載企画があるのですが、その記事を基にしたレシピ本も作りたいね〜なんて話も出ています。

2.”暇つぶしを有意義にする”に込められた想い

– 会社のミッションとして”暇つぶしを有意義にする”を掲げていますが、これはどのようにして生まれたのでしょうか?

小泉:私たちは一体何のためにメディアを運営しているのか。そこをメンバー内で突き詰めた結果、生まれたのがこのミッションです。

私にとってメディアは生活の一部。ご飯を食べる、歯を磨く、TABIZINEを見る…みたいな感覚ですね。そこから、その人の生活のほんの少しの隙間を埋められるような、暇つぶしの時間に入り込めるようなメディアにしたいなと。その想いをギュッと凝縮したのが、”暇つぶしを有意義にする”でした。

たった数秒でもその人の生活の一部に溶け込めたらいいなと思っています。

3.良いコンテンツには”ワクワク”がある

– コンテンツ制作で大切にしていることはありますか?

小泉:作り手がいかに楽しんでいるか! これに尽きます。

– 意外とシンプルですね!

小泉:もちろん、取り上げるものの情報は正確に記載しなければならないし、そこに込められた想いやこれまでの背景、読む人が求めている内容を踏まえて記事にするのは当たり前。ただ、そこに作り手側のワクワクがなければ、つまらない記事になってしまうんです。これは読む側にも必ず伝わっていると思っていて、楽しい気持ちで書いた記事はやっぱり読まれやすいですよ。

ほぼ週1回開催される「イエモネお昼ごはん部」。SNSアプリClubhouseで声だけでコミュニケーションを取りながら、編集部員やライターと一緒に料理を作って食べるという活動を行なっている。

– 楽しく記事を書くコツってあるんでしょうか?

小泉:少し語弊があるかもしれませんが、”遊んでいるように見える”のは、楽しんでいる証拠なんじゃないかなと。弊社のメンバーは全員が楽しく仕事をすることに罪悪感を抱かない人たちなので、一見取り上げるのが難しそうなネタでも、取材続きで原稿が溜まっている状況でも、「どうやったら楽しくできるか」という姿勢は崩しません。側から見たら遊んでいるんじゃないかと思われるかもしれませんが、それは決してふざけているわけではなくて、真剣に楽しんでいるんです。

ただ、同時に“個人ブログではない”ということも念頭に置いています。あくまでも読者と同じ気持ちでワクワク視点を持ちながら、メディアとしてあるべき正確性や信頼性は確保する。そして何より、自分が伝えたいことを読者が求める言葉で書く。ここはプロとして常に意識している部分です。

4.これからのメディアのあり方

– オンエアの今後の目標・夢はありますか?

小泉: WEBメディアとインターネットの進化は当然ながら密接であり、そこに順応していくことが大事だと考えます。

私たちはメディア企業として情報が錯綜する世の中で、質の高い情報に迷うことなく出会うことができ、楽しさ、こだわりを追求しやすい社会を目指しています。

――――新聞からラジオ、TV、WEBと、形を変えながらも常に我々の身近な存在であり続けるメディア。情報が錯綜するこの時代に、オンエアは確かな信頼性と楽しさを兼ね備えたコンテンツを作り続けていました。次はどんな形でワクワクさせてくれるのか、楽しみです。

株式会社オンエア 代表取締役 小泉香緒理
KMCgroupにてメディア事業を統括。
2018年からメディア運営、コンテンツ制作を中心事業とした株式会社オンエアの代表取締役、KMCgroup取締役に就任。
オンエアの主な実績としてWEBメディア3媒体のプロデュース、書籍出版など。

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