動画を作ることがゴールではない!肝心なのは動画の使い方!

2021年02月08日(月) PRのヒント
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あなたが自社商品のPRのために、初めて動画制作を行なったとします。初めての試みですから、当然、いろいろな苦労があったことでしょう。完成したときには、大きな達成感も感じたことでしょう。しかし「完成=ゴール」ではありません。動画を作ること自体が目的ではないのです。PRのための動画なのですから、自社商品のターゲット層に動画を見てもらうこと、そして何か行動変容に繋げることこそが最大の目的と言えます。

動画をターゲット層に届けるための方法については、制作前に考えておく必要があります。なぜなら、その届け方=動画の使い方によって、動画に必要とされる要素が変わってくることもあるからです(具体的な例はこちらをご覧ください)

YouTube公式チャンネルなら継続的に制作することが必要

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動画のひとつの使い方として、自社サイトやオウンドメディアへの掲載がありますが、その場合は自社サイトに訪れた人しか視聴することができません。そこで動画配信プラットフォームであるYouTubeで公式チャンネルを開設して掲載する方法もあります。Youtube上であれば、自社のことを知らなかった人も含めて多くの人に動画を届けられ、再生回数や評価・コメントなど反応がダイレクトに分かります。また、動画を気に入ってくれた人がチャンネル登録をすることで、継続的なコミュニケーションが可能になります。このような背景から、企業の公式チャンネル数は増加しています。

公式チャンネルを作った場合は、YouTubeからアルゴリズム上で良い評価を受けるためにも、そしてチャンネル登録者との繋がりを維持するためにも、週に1本などといったペースで定期的に動画を上げていかないといけません。そうなると、会社内だけで労力をまかなうのは大変なので、動画制作やチャンネル運営などは、外部に委託することを検討したほうが賢明でしょう。

SNSでの動画展開ならターゲットを細かく絞れる

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そのほか、代表的な動画の使い方としては、YouTubeやFacebook、Instagramなどに「動画広告として出稿する」という形もあります。自社サイトやチャンネルにただ投稿して再生してくるのを待つのではなく、ユーザーに積極的に届ける方法です。こうしたSNSへの動画広告の出稿の大きなメリットは、ターゲットを細かく絞れるというものです。

テレビCMは非常にたくさんの視聴者が見てくれますが、テレビはマスに向けたメディアなので、年齢・性別・趣味嗜好などを広告主がセグメントすることはできません。その点、SNSでの動画の展開なら、「30代の独身男性」「20代の映画・料理に興味がある女性」などと、細かく分類したターゲットを狙えます。

動画広告の出稿費の仕組みとは?

shutterstock_425790883では、動画広告を出すためには、どの程度お金がかかるのでしょうか? 動画を出稿する場合の広告料金は、1回再生につき2円程度です。この1回再生の定義ですが、動画全体の尺に関わらず2秒再生されたら1回再生とカウントされます。

広告料金に関しては、YouTubeの場合は管理画面から自分で設定できるようになっています。例えば「広告予算の上限は20万円で、2週間で消化する」といったように数値を設定できるのです。ここで設定した広告料金が消化されるまで、広告が表示されることとなります。

ざっくりと計算すると、100万円かけた場合には約50万人の人に見てもらえることになるわけです。100万円というと大きな金額に感じられるかもしれませんが、テレビCMとくらべると非常にリーズナブルです。 「視聴率1%のテレビ番組でおよそ100万人の人が見ている」と言われています。その番組の放送枠でCMを流せば100万人の人が見てくれるのですが、当然広告出稿費がかかります。その金額は先ほどの動画広告の100万円よりもかなり高額です。なおかつ、前述の通り動画と違ってターゲットを細かく絞れません。

「とにかく知名度を上げたい」「幅広い層に知ってもらいたい」という狙いがあるのであればテレビCMを検討したほうがよいでしょう。しかし、動画を届けたいターゲット層がハッキリしている場合には、YouTubeやSNSで動画を展開するほうがコストパフォーマンスがよく、効果も大きいと言えるでしょう。

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