アワード発表会へのメディア誘致で“タテ読みマンガ”の魅力を発信|株式会社ナターシャ

最終更新日: 2025年06月05日(木) 事例紹介

株式会社ナターシャは、「音楽ナタリー」や「コミックナタリー」など、5ジャンルの専門ニュースサイトを運営するエンタメ系メディア企業です。
そんなナタリーが今回「タテ読みマンガアワード」を実施。KMCは授賞式のプロデュースおよびメディア誘致を担当しました。
ナターシャとしては初となるメディアを招いた授賞式について、開催経緯や効果などお話を伺いました。

御社の事業内容を教えてください。

ナターシャは、「音楽」「コミック」「お笑い」「映画」「ステージ」の5ジャンルの情報を扱うニュースサイト「ナタリー」を運営しています。それぞれのジャンルごとに編集部を持っていて、日々ニュースを配信しながら、インタビューや特集、コラムなどの独自コンテンツも発信しています。

ほかにも、オリジナルグッズの制作・販売やライブイベント、ポップアップストアの運営など、メディアでの発信にとどまらず、様々な角度からポップカルチャーを届ける取り組みを行っています。

様々なポップカルチャーを取り扱われている中で、今回はどのような取り組みを行ったのでしょうか?

今回は「コミックナタリー」として、縦スクロール型の“タテ読みマンガ”に注目した「タテ読みマンガアワード」を企画しました。

というのも、タテ読みマンガは近年非常に注目が集まっており、出版社さんも力を入れている分野です。一方で各サービスの垣根を越えて新たな作品に出会える場は多くない状況がありました。面白いタテ読みマンガとユーザーの新たな出会いの場を作ることが出来ればという思いで「タテ読みマンガアワード」の立ち上げに至りました。
初開催ということもあり、当初は授賞式を行うかどうかは未定でした。発表をしたところ、予想以上の反響が集まり、多くの出版社さんにもご協力いただいたので、大々的な授賞式を実施してより多くの人にこのアワードを届けようという判断をしました。

PR会社を探すことになったきっかけを教えてください。

授賞式をやることになったものの、当社では報道関係者向けのPRイベント開催が初めてで、ノウハウがありませんでした。
どういう会場がよいのか、どんな構成にすべきか、メディア対応はどう設計すべきかなど、不明点が多く、「それならプロにお任せしよう」と。

PR会社を探すにあたり、ナターシャはメディア運営側でもあるため、日頃から届くさまざまな発表会のご依頼を参考にしたり、編集部に実際に参加したイベントの話を聞いて検討しました。
KMC様が運営するイベントにも実際に参加したことがあり、内容が印象的だったため記憶に残っていました。

KMCを選んだ決め手は何でしたか?

お願いするにあたり、複数社から見積もりをいただいたのですが、KMC様からは単なるお見積もりだけでなく、豊富な実績や組織体制を詳細に説明する資料を提供していただきました。
期限が短かったこともあり、他社では単に数字だけのお見積もりで内容が不明瞭なこともありましたが、KMC様の資料は非常に充実しており、初めてのPRイベントにおける費用感や流れが明確に整理されていたのは大変助かりました。
これにより、どのような体制で何を行うのか具体的にイメージしやすく、安心してお任せできると感じました。
初めてのPRイベントだったので、費用の考え方や流れがちゃんと整理されているのはとても助かりました。
それに、電話でのやりとりなども丁寧で、お話ししやすかった点も大きかったです。

実際にKMCのサービスを利用してみて印象に残っていることはありますか?

KMC様とは打ち合わせを密に行うことができ、メールや電話での連携も非常にスムーズでした。
提案も的確かつ積極的で、「良いものを作ろう」という熱意を強く感じ、進めていく上ですごくやりやすかったです。

なかでも印象的だったのは、こちらからお願いしていなかったにもかかわらず、授賞式のメインとなる受賞作品の発表の方法について「動画にしませんか?」とご提案いただいたことです。
社内でも「動画があると良いよね」という話は出ていたのですが、スケジュールや工数の面から実現は難しいと半ば諦めていて、KMC様にもその話はせずに静止画の素材だけをお送りしていました。
お送りした素材を確認いただいた際に「KMCで動画制作も可能です」とご提案をいただいたことで実現につながり、授賞式のメイン発表が視覚的にも印象深いものになりました。
実際に動画の演出は社内でも好評で、イベントの完成度が一段と高まったと感じています。

PRの成果についてはいかがでしたか?

メディア露出という点では、ゲスト審査員切り口での露出は狙い通りできただけでなく、取材に来ていただきたいと思っていたメディアも軒並み呼んでいただき、満足しています。
内容も想像以上に広がりのある露出になっていて驚きました。

授賞式当日は多くのメディアが取材に

さらに、演出の華やかさが関係者の満足度を高め、「プロモーションに役立った」という多くの好意的なフィードバックもいただいています。
読者にとってもアワードが作品選びの指針となり、ガイド的役割を果たせたのではないかと考えています。
結果的に、読者と関係者の両方にとって有益な授賞式となったと実感しています。
また、これまで「ナタリー」自体の広報活動は特段行っていなかったのですが、アワードを通してナタリー自体も知っていただく良い機会になりました。

今後の展望をお聞かせください。

「タテ読みマンガアワード」は次回以降も継続して開催できるようにしたいと考えています。
アワードを通してジャンル全体の活性化と、多くの作品・作家に光が当たる機会の創出を目指していきたいです。

▼タテ読みマンガアワード 公式サイト

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