【テレビ攻略】この番組はこう攻めろ!~テレビ東京・WBS編~

最終更新日: 2024年05月24日(金) PRのヒント インタビュー

 テレビ局経験者も多く在籍しているKMC。ピアスタでは今回からテレビアプローチを得意とする社員に、広報担当者が狙いたい番組の攻略法を聞く企画「この番組はこう攻めろ!」をスタートします!第1弾は、経済報道番組の代表格であるテレビ東京の「WBS(ワールドビジネスサテライト)」を解説します。

 情報番組のディレクターを長年勤めたPR戦略局の長沢から、番組にアプローチする際に気をつけるポイントや話題づくりのコツについて聞きました!

長沢の過去の記事はこちら↓

WBSとはどんな番組?

 テレビ東京「WBS」は、1988年4月にスタートし、日本で最も長く続いている経済ニュース番組です(※)。視聴者層は、企業の経営者やビジネスパーソンが多く、露出した際の影響力も大きいです。「WBS」に取り上げられることが、企業のブランド力を高め、企業に対する信頼性の向上にもつながると考える広報担当者も多くいます。

(※)https://www.tv-tokyo.co.jp/broad_tvtokyo/program/detail/202405/14132_202405202200.html

 取り上げる話題は、日本企業の動きのほか、GoogleやAppleなどの大手海外企業の発表などもカバーしています。
 実際にどんな内容が取り上げられているのか、ある日の番組構成を分析してみました。

 1日のオンエア構成は主に、トップニュース→その日あった話題(ストレートニュース)4~5個→企画→ショートニュースと続きます。他局が扱わない細かい経済ニュースまで網羅しているのが特徴の一つです。

 それでは、WBSに好まれる話題について細かく分析していきましょう!

WBSに取り上げられるには「なぜ今?」がポイント!

―WBSで取り上げてほしい!と考えた時にまず抑えるべきポイントを教えてください。

時事性があるのはもちろんですが、単純に流行っているだけでは取り上げられないことが多いです。世間で浸透し、社会現象になっているなどの要素も必要になってきます。

 ―その他にもどのような話題が取り上げられていますか?

新規性は大事な要素ですが、市場のトレンドに加え、「なぜ今発表・出店するのか」といった戦略に焦点を当てることが多いです。「日本初」と銘打っても、今社会に求められているサービスや技術であることがしっかり説明できないと「戦略性が見えない」と捉えられてしまいます。

 -より深掘りした内容を視聴者に届けるために、+αでタイムリーな話題と関連付けていく必要がありますね!

競合を一歩リードするアプローチ方法、画づくりのポイントを解説

 ―PRのストーリーづくりの重要性は分かりました!では実際に取材を受ける時、具体的に広報担当者が意識した方が良い点も知りたいです!

例えば、最先端技術も番組にとっては関心の高い話題ですが、アプリケーションを使ったサービスのみだと、スマホ画面を撮影しながらサービスを説明することに終始してしまうため取り上げにくいです。そこで、現場を用意し「画づくり」することが重要です。

 -実際の現場とはどんな場面でしょうか?

製品を製造している現場や、担当者が会議をしている様子などの「裏側」を見せることで、製品への理解や戦略を伝えることができます。パターンの違う現場をいくつか見せることで、映像の「画替わり」する場面を用意することが効果的です。

 -確かに、番組を見ていると一つのニュースの中でも場面が変わっていますね。

利用者に直接取材ができるといったインタビューの場を設けることも取材されるための工夫としては重要です。

トレンドに乗ることも重要!常に最新のアンテナを!

 -かなりイメージが湧いてきました!一方で、自分の会社が単独で取り上げられることにハードルの高さも感じます。

一社単独で取り上げるのは、番組としては企業の「宣伝」という見方もできるため経済番組では確かにハードルが高いです。経済トレンドに合わせて情報を発信することで、その日起きたニュースに関連した動きとして取り上げられる可能性がアップします。
例えば「円安」の話題であれば、インバウンドや国内旅行といった観光ネタ、為替が大きく影響する輸入・輸出絡みのネタや原材料の問題などが挙げられます。業界に関する最新情報を提供することで、世の中と自社のサービスや製品を紐づけた露出を獲得できる可能性が高まります。

 -1つの番組でも、さまざまなコーナーがありますよね!

当日の大きなニュースだけではなく、目新しい、または独自の技術を使った製品を紹介する「トレたまneo」というコーナーや、経済テーマを独自の視点で深掘りする特集もあります。コーナーの特性に合わせて、企業側から提供する情報を設計することも大切です。

 -今回はWBSの攻略法について解説しました。日々の報道を分析して、経済のトレンドに合わせた発信の重要性が分かりました!

 KMCではメディア経験者の社員が持つ知見や、最新のPRトレンドから番組に取り上げられるためのノウハウを発信していきます。今後の記事にもご期待ください!

PR戦略局 エグゼクティブプロフェッショナルIII 長沢 聡士
新卒でテレビの制作会社へ入社。ADを経て、ディレクターとして報道番組や情報番組を担当。10年間にわたりテレビ業界で活躍したのち、2011年よりPR業界へ。KMCgroupの創業メンバーとして、テレビ業界での自身の経験を活かしたメディアリレーションで露出を獲得している。

関連記事